自己否定をしてしまう自分がまた嫌いになる…わかりやすい悪循環に陥っていますね。
本人もわかっているでしょうが、自己否定したところで何かが良くなるわけはありません。
自己否定に使っているメモリを開放して、もっと人生を楽に生きられるようにしましょう。
自己否定の原因・正体を知ろう!
「自己否定感」それは自分が嫌いという思いにつながる負の感覚…「自分を批判する心の声」によって大きくなってしまうもの。
自己否定をやめられないのは、他者からの「ダメだし」によって傷ついてしまったことが原因であることが多いとされています。
特に幼少期や子ども時代は敏感で、友達に言われた何気ない一言でもずっと記憶に残り続けることもあります。
私の場合は「そんなこと嫌われるぞ」という一言が自己否定するきっかけになっていました。
私の場合は「そんなことしたら嫌われるぞ」が大人になるまで残っていた一言でした。
子どもの頃ですから、「嫌われる」なんて考えたら何をするにも怖くて怖くて…
何かするたびに、「おいそんなことするな、嫌われるぞ」的な自分の声が聞こえていました。
「嫌われる」ことを恐れ、自分の行動を抑制するために、心の声で自己批判していたのではないかと思います。
私の場合は大人になるにつれて、「そんなことでは嫌われない」ということを理解し、むしろ「それくらいで嫌われるのであればそんな関係どうでもいい」と思えようるになっていったことで、徐々に自己否定の念を解消していけました。
このように「自分を批判する声」が、そもそもなぜあるのか、なぜ大きくなっているのかが解れば、その原因に対して対処することができ、解消することができるはずです。
そのために、まずはその「自分を批判する声」とじっくり向き合ってみましょう。
「自分を批判する声」とうまく付き合ってフラットな思考を手に入れよう!
「自分を批判する声」をはっきり聞いて向き合おう
私は分析好きなので、そう辿り着けてますけど、なかなか「きっかけの一言」まで分からないと思います。
ここでは「きっかけの一言」は分からなければそれでいいとしましょう。
わからない、はっきりとしないことに時間を使うのはもったいないですからね。
それよりもハッキリと自分に聞こえている心の声、「自分を批判する声」と向き合いましょう。
具体的には、「自己批判する声」を紙に書いて、その批判が本当に正しいのかを客観的に考えることがおすすめです。
「そんなことしたら嫌われる、だからやめておけ」ということであれば、「本当に嫌われるのか?」「なぜ嫌われるんだ?」と、どんどん「?」でその批判に対抗していきます。
そうすると、「嫌われるかどうかはわからない」「むしろ好かれる可能性だってある」ということに気づきます。
「自分を批判する声」は、自分の中のただの一意見でしかない。対抗意見を出してフラットに考えよう。
もちろん「自己批判の声」の全てが間違っているわけではないですが、物事はどちらかが絶対的に良くて、どちらかが完全に悪いなんてことはないもの…見方次第でどうにでもなるものです。
それなのに「自己否定」をしてしまう人は「自己批判」の声が大きすぎるが故に、何かをするにあたってブレーキを強く踏みすぎてしまうのです。
それでは縮こまって生きることになってしまいます。
「自己批判」が始まった時にはその声をしっかりと受け止めた上で、「本当にそうか?」「もっと違う見方があるんじゃないか?」と自問し、ほかの見方を発見しましょう。
そうすることで、バランスの取れたフラットな見方をした上での決断ができるようになるはずです。
そうですね。
「自己批判」と向き合い、自分の中のものの見方の一つとしてそれを捉えれば、「自己否定」に陥ることもなく、むしろ「思考の友」にさえなり得るのではないでしょうか。
もともと前向きな人がわざわざ後ろ向きな思考をするのは難しい気もするし、するのも微妙な気がします。
しかし、後ろ向きで「自分否定」をしてしまう方なら「自分批判」に対して反対意見を持つことは絶対すべきことだと思います。
すると、その思考をしたことにより、ポジティブでもネガティブでもなくフラットに物事を考えることができるのではないでしょうか。