「何をどう話すのか」よりも「誰に話すのか」相手に自分を適応させよう
「おもしろい人」と思われたい…そう思った時に考えてしまいがちなのは、何をどう話したらおもしろいと思われるのかですが、本当にまず考えるべきことは違います。
大切なのは「何をどう話すか」の前に、「誰に話すのか」です。
そしてその「誰に」にあたる相手が、あなたをおもしろいかどうかを決める人というところも心得てください。
そうですよね。その「誰に話すのか」は、会う人が変わるたびに変わる…すごく当たり前のことですが、その「話す相手が変わっていること」をきちんと意識して対応ができているでしょうか?
話し方は相手によって変えよう!
話す相手が変わったのなら、話し方も話す中身も変えなければいけません。
そう思うのもわかりますが、考えてみてください。
相手が90歳のおばあちゃんと会話する時と、同じ年齢の人と話す時と、はたまた幼児と話す時、同じように話しますか?
わかりやすくするための例ですからオーバーにしてますが、相手が誰であれ、同じ人はいないわけです。
会話の中身も相手によって変えよう!
一応、もう1パターン例を出しましょうか…
「スポーツが好き」な30歳の男と話すときと「映画が好き」な30歳の男と話すとき、「スポーツの話」をするならどちらの人と話すと盛り上がると思いますか?
そうですよね、ぼくもそう思います。
もちろん、実際に喋ってみないとその人と「スポーツの話」で盛り上がるかはわからないわけですが、スポーツが好きな人との方が「スポーツの話」は盛り上がる可能性は高いと考えられます。
自分自身は「スポーツ」も「映画」も好きで、相手は「映画」は好きだが、「スポーツ」はそんなに..この場合、どちらを話す方が盛り上がりそうですか?
そうですよね、自分自身が喋りたいと思う話題を考えるのではなくて、相手のことを考えてみると「何を話せばいいか」「盛り上がる話題が何か」が判るようになります。
そういうことで、「何をどう話せば」よりも先に「誰に話すか」なのです。
『誰か』が「先輩」なのか「同期」なのか「後輩」なのか…「初対面」なのか「地元の友達」なのか、「男」なのか「女」なのか、「老人」なのか、「赤ちゃん」なのか、「北海道出身」なのか「沖縄出身なのか」、「スポーツ好き」なのか「映画好き」なのか…
いくらでも出てきます、同じ人はいないのです。
「誰に話すか」
その「誰か」の情報によって話す内容を変える、変われる自分、「適応できる人」を目指しましょう。
めちゃくちゃ大事なことだね。
おもしろいかどうかを決めるのは自分じゃなく相手
自分が面白いと思って話ていたことでも、相手が面白いと思わなければ、その相手にとって「おもしろい人」にはなりませんよね。
そのためには相手を知り、相手が喋りたいことを喋らせてあげて、上手に相槌をうち、会話を展開させていき場を盛り上げましょう。
「場を盛り上げる人」を目指すのです。
その「場の盛り上げ」の精度が高い人は「おもしろい人」として扱われます。
自分の面白い話を練ることも大切ですが、まずはその場を盛り上げることを楽しみながらやっていくのが良いと思います。