モテる技術

質問力で会話を盛り上げよう!相手が話したいことを話させる最強の質問術

宇井くん
宇井くん
質問力ってなんなんだろう?質問するのって、自分がわからないことをさらけ出している感じがするんだけど…

たしかに質問って、どうしても学校の授業で「質問ある人〜?」って先生が言うイメージがありますよね。

その影響なのか、質問することを「分からないことをさらけ出す行為」とネガティブに捉えてしまう人もいます。

そんな質問も、もちろん一つの質問ですが、質問には分からないことを聞く以外にも色々な使い方があります。

今回はその質問のいろいろな使い方を紹介します。

質問は自分が知りたいと思うことを聞く「答えを導くだけのツール」ではない

宇井くん
宇井くん
学校のテストのように、社会に出てからの問題は「答え」がある問題ばかりじゃないもんね。だから答えを導くためだけのものじゃないっていうのは、なんとなく分かるんだけど..なんていうかぼんやりしてしまってるなぁ

そうですよね、今回はそのぼんやりとしている質問の活用法を紹介していきます。

えりさん
えりさん
質問の活用法を把握しておくことで、コミュニケーションで意識して使えそうね。

会話が盛り上がる質問術

相手が出しているヒントから質問をつくる

まず、質問には相手が喋りたいことを喋らせてあげるという側面があるよ。

宇井くん
宇井くん
ん?まずは相手のことを知るために質問があると思うんだけど、それなのに「相手が喋りたいこと」を喋らせてあげるってどういうこと?

たしかに質問によって、相手のことを知っていくわけだけど、たとえ初対面であっても相手のことがわかるヒントがあると思うんです。

えりさん
えりさん
外見かな?その人の服装からわかることってあるかもしれない..

そうですね、外見も一つですし、道で全く見知らぬ人に声をかけているわけじゃないでしょうから、そもそも情報をいくつか持っているはずです。

誰かの紹介であればその紹介者からの情報があるでしょうし、SNSで知り合ったのであればそこにある情報…知れる情報は知った上で対面すること、これはコミュニケーションを円滑に進める上で欠かせないことです。

宇井くん
宇井くん
うーんわかるけど、あんまり知りすぎていてもコミュニケーションが楽しめない気がするなぁ

それもわかります。

なので、必要に応じて、自分自身のスキルに応じて情報の摂取量を変えるのがいいかなと思います。

そのときに、どれくらい知ってたらいいか迷ったら..「相手が自分に対して持っている情報より少しだけ多め」を意識して情報を仕入れればいいかと思います。

宇井くん
宇井くん
なるほど、相手が自分のことをよく知っているのに、こちらは相手のことを全く知らない..こんな状況だと失礼な気がしてしまうしそれくらいの方がいいか。

えりさん
えりさん
情報量を意識的に合わせて、知らないことは知らないままにしておくことで「生きた会話」ができるメリットもある気がする。それもふまえると仕入れる情報量は話者の技量と好み、そしてシーンに合わせてって感じね。

会話が盛り上がる質問をつくる

宇井くん
宇井くん
で、少なからず情報を仕入れるべきことは理解できたけど、それを元にどう質問したらいいの?

「それを元に」…その情報を材料にして、「相手好みの会話」に導く質問をするんです。

誰だって自分の趣味じゃない会話よりも、趣味の合う会話の方が共感できて楽しいですよね。

その共感できそうなところを見極めて、そこに導く質問をする感じです。

宇井くん
宇井くん
情報を元に、その人が好きな話題を振るのね。

そうです。映画が好きだという情報があれば、最近見た映画の話を振るし、飲みにいくのが好きだったら、おすすめのお店を聞いたりする。

ポイントとしては情報元がバレない方が良いというところです。

事前に調べているのがバレると、なんだかしらける感じありませんか?

宇井くん
宇井くん
まぁ、たしかに「映画好きなんですか?」『えっ、なぜそれを?』「事前に調べてたんで」って流れ少し嫌ですね。それよりも、そのときに“たまたま”相性が良くて盛り上がったと思われたほうが好感度は高そう。

ですよね、ぼく個人の好みかもしれませんがその「生の会話」の感じがすごく大事な気がするんです。

えりさん
えりさん
会話がもしデータの交換だけのものであれば、直接会う必要も、会話する必要もなくて、ただメールするだけで済むもんね。

盛り上がる会話の例

宇井くん
宇井くん
で、その「情報を事前にリサーチしてないように見せる質問する」にはどうすればいいの?

たとえば「映画の話」をしたいなと思ったら、『連想ゲームのゴールに「映画」をもってくる感覚』で会話してそこまでつなげるようにするんです。

ざっくりな例ですが…

「スーツ、トムフォードですか?」→「へぇーっ、かっこいいですね!スパイみたいです」→「ダニエルクレイグ感出てます」→「007ぼくも好きなんですよ」→「アクション映画よく観るんですか?」→「そうなんですよ、007公開延期になってしまいましたね」→…

…的な感じです。

相手が「映画好き」っていうことを知っていたとしてもそのカードを最初から直接手を出すのではなく、それらの情報を知らずに会ったとしても分かるところから、盛り上がる話題までうまく繋げてあげるための質問をするのです。

宇井くん
宇井くん
なるほど..入りがすごく自然。そこからどう繋がるのかと思ったら「スパイ」→「ダニエルクレイグ」→「007」→「映画」と…相手が映画好きなのを知ってるからこその逆連想ゲーム。着ている服のブランドから、盛り上がりそうな映画の話題まで導線を繋いだんですね。

えりさん
えりさん
もうひとつ重要なのが、質問じゃないけど質問してる感がある感じで話してるところ…「ダニエルクレイグ」とか普通に言ってるけど、知らない可能性も全然ある。それをあえて普通に言うことは「ダニエルクレイグみたいですね(知ってますよね?)」という含みがある。

そうですね。知っているだろうなと思うから敢えて質問にしていないですが、かなりニッチなところ攻めてそんな感じにしてます。

盛り上がらない会話の例

このやりとり、実はもっとつまらなく終わらせることもできるんですよね。

「いいスーツですね」→「映画好きですか?あの、007のダニエルクレイグが着てるものみたいです」

どうですか?「スーツ」から始まり、映画の話題を一瞬タッチしてまた「スーツ」に着地してしまいました。

まぁ、スーツが好きでその話題を広げたいのであれば悪いとも言えないですが..それでも盛り上がりには欠けますね。

宇井くん
宇井くん
会話の順番が違うと全く違う話題として着地してしまうんだね。

えりさん
えりさん
会話が盛り上がったあとって「あれ?なんの話ししててこうなったっけ?」ってなることあるよね、あの感じをわざとしている感じもあるね。


少し長くなってしまったので、ほかの質問術はまた別の機会に紹介させていただきます。

宇井くん
宇井くん
質問に場を盛り上げる力があるとは思っていなかった。ほかの技術も知りたいので、またよろしくお願いします。

えりさん
えりさん
いつもなんとなくやっている会話も、考えるとなかなか面白いね。体系化して身につけておくと、困ったときに使えると思うので覚えとこう。