仕事でもプライベートでも謝罪をしなければいときはありますよね。
謝罪するにあたってまず検討するのが、直接会うかメールや電話で済ませるか。
直接会って話をした方が好感度を高く保てるのでおすすめです。
今回は「直接会って謝罪すべき理由」と「菓子折を持っていくべき理由」をご紹介します。
謝罪するならメールや電話よりも直接会う方がいい理由
残念ながら相手は人間なので、メールで論理的に…だけでは解決とはなりません。
表面的な関係はうまく丸め込むことができたとしても、その関係にはワダカマリを残してしまうかもしれません。
メールは想像を広げやすいツール
メールは、顔を合わせずにコミュニケーションが取れますよね。
一見、文字だけの交換によって成り立っているツールです。
でもその時に相手のことを想像しませんか?
そうですよね、相手から送られた文字を読んで、頭の中で音声化したり、ときには相手のことを思い浮かべ、そのニュアンスを想像します。
言葉を送って自分の思いを伝えている気になっているけど、送られた言葉がどう伝わるかは相手の想像次第ということになります。
(それを補う為にLINEではスタンプがあったりしますけど…それももちろん完全ではない)
そして謝罪の時にはその「想像・イメージ」の部分に気をつけなければいけません。
メールのように自分のイメージを広げやすい状況では、悪い出来事にはより悪いイメージを、良い出来事にはより良いイメージを膨らませます。
謝罪する時は、相手が自分に良いイメージを持ってはいないでしょう。
つまり、メールで謝罪をするのはやめた方がよいと言えます。(電話も同様です)
謝罪には菓子折を|返報性の原理を利用する謝罪術
菓子折のメリット
これが大事なんですよ。
菓子折はクッションになるんです。
まずは、菓子折をもって現れた姿を見た印象、マイナスになることはないですし、人によっては誠意を感じてくれてプラスかもしれません。
菓子折を渡すタイミングがその謝罪のアタマに持って来れたらなおさら良いですね。
そこまで培ってきた相手との関係もありますが、お菓子を一緒に食べることで場を和ませられる可能性も出てきます。
そして菓子折作戦の肝ってここじゃないかと思うんですが、謝罪の内容とは論理的に関係のない菓子折…
やらしい話ですが、この菓子折は人間の行動原理である「返報性の原理」を利用している感じになると思います。
人は何かを与えられた場合には、お返しをしなくてはならないという「社会的規範」が個人の中に反映されていますから、これは菓子折に対しても働くでしょう。
この与えられた菓子折に対して、「お返ししたいという心理」はどう働くでしょうか?
怒りが治らずとも、「こんな菓子折まで持ってきてくれているんだし話くらいはしようか」という譲歩の作用位は生めるんじゃないでしょうか。
さらに好みを調べて菓子折を選んでいけば「類似性の原理」も利用できます。
人は自分と話が合う人や、同じ趣味を持つ人、物事の考え方が似ている人に好意を持ってしまうものです。
食べ物の趣味をリサーチしてしれっと、「ぼくのおすすめ」として持っていけば、相手はどうしても少し気が緩んでしまいます。
共通点を無理にでもつくることで、相手との関係を緩和させることができるのです。
菓子折を持っていかない手はないですよね。
直接会うことのメリット
直接会うことの最大のメリットは言うまでもないことですが、相手のことを直接認識できること、こちらのことを直接認識してもらえることです。
会うことにより、相手の心を直接ときほぐすことができますし、相手の表情や仕草などから、言葉にならない細かなニュアンスを感じ取ることができます。
これらはメールや電話では不可能です。
相手のことを知る、自分のことを知ってもらうなら直接が一番です。