イライラする自分に嫌気が差してしまってるのは黄色信号、イライラする「根本的な原因」を考えてそれに対処しよう。
「自分ルール」を見直し、「くだらないルール」から解放されよう
もしも周りの人が自分の思うように動いてくれたら、イライラすることは無くなるはず…
でもそう思い通りにならないのは、みんなが同じ「自分ルール」を持っていないから。
育ってきた環境が違い、学んできた正しいことがそれぞれ少しずつ違うからです。
「何がダメで、何をすべきか」「そのシュツエーションで取るべき行動は何か」…自分が経験した過去のデータを元につくられた「観念」、それが「自分ルール」です。
イライラしたらそれを分析しよう
自分がイライラしたときには、何がイライラの原因になったのかを一度考えてみよう。
イライラの原因がくだらないことだと判断できたら、次からは流せるし、流す癖をつけていけば気づけば「観念」そのものが変わってるはず。
「自分ルール(観念)」が変われば、物事を判断する基準が変わる…
自分がイライラする原因をきっちりと見極めて、自分の中の「くだらないルール」をひとつひとつ減らしていきましょう。
その「自分ルール」は相手に守ることを求めているだけではなく、自分にも求めているもの…
くだらないルールからは解放されて楽に生きよう。
“他人”や“出来事”に期待をしないようにしよう
そう。アドラー心理学でも「課題の分離」が大切ということが言われますが、まさにそれです。
「自分の課題」…すなわち「自分でどうにかできること」にだけ真っ直ぐ向き合えていたら、相手にも世界にも期待していないはず。
期待していなければ、裏切られることもなく、イライラに苛まれることもなくなるはず。
それでも溢れるイライラに対処する方法
イライラのピークが過ぎる6秒をカウントし深呼吸しよう
イライラしたらまずは深呼吸、イライラのピークが過ぎるとされる6秒をカウントしましょう。
一瞬カッとなってもその6秒の間にだいぶ落ち着くとされています。
一過性の怒りなのに、そのカッとなった瞬間に反射的に言葉を発してしまい、関係に一生物の傷をつけてしまっては損をしてしまいます。
カッとなっても6秒間カウントして深呼吸しましょう。
6秒間心の中でしっかりとカウントすることで、気持ちの整理がしやすくなります。
カッとした瞬間に、「1・2・3・4・5・6」と唱えるようにカウントすることで、沸騰した頭を鎮静化できます。
怒りに思考が集中しないところがポイントです。
イライラしてそのことばかり考える6秒間にするのではなく、理想は「ただ数字を数えるだけ」の6秒間にするのです。
他のことは一切考えないくらいが理想です。
他人の行動の理由を考えて「辻褄」を勝手に合わせてみる
イライラしたときには、相手がなぜその行動をとってしまったのか「他人の行動の理由」を考えてみることも大切です。
悪意を持って行動してる人だとしたら、どうしようもなく受け入れ難いですが、ほとんどの場合はそうじゃないはず。
相手にもなんらかの理由があり、自分が描いていた行動と違うことをした…そのギャップでイライラしたに過ぎないのではないでしょうか?
イライラを溜めずにアウトプットする
これはかなり難しいし、それを避けたいという気持ちが強いのが多くの日本人に当てはまると思うんだけど…
「イライラした理由を直接本人に言う」というのは方法のひとつとしては真っ当だと思います。
この時のポイントは、怒りのままに言わず、気がおさまってから、論理的にきちんと伝えることが大切です。
「○○ができていないのに××しているのは困ります。なぜ困るかというと、それを先にしてくれないと他の人にも迷惑がかかるからです」
という具合に、きちんと筋が通った主張であることを冷静に伝え、改善してもらうようにしましょう。
とにかく冷静に、淡々と主張するのが大切。
向こうがカッと感情的になってきたからといって、こちらも感情的になってしまったら収集がつかなくなる可能性が出てくる。(それに超かっこ悪い。)
論理的に筋が通った主張をしているのだから、その主張を繰り返すだけで大丈夫なはず。
相手が感情的になってギャーギャー言ってるときは「(あー、アホな人、悔しいんやな、しょうもない)」と心の中でストレスを発散して冷静さを保ちながら、もう一度どうしてそうなったかを教えてあげましょう。
そうだね、万人ができることではないかも。
そして、万人に対してやる必要もないことだと思います。
この主張をすることによってえられるメリットは、「相手が同じことを繰り返さないようになること」ですよね。
これは相手とまだこれから先の関係があるからこそ意味のあること。
「もうこの人いいや」って人に対しては、あえて摩擦することもなく、ただ避けるようにすればいい。
喧嘩するほど仲がいいって言葉がありますよね、昔は喧嘩して仲がいいって意味が分からないって思ってたんですが…
「関係を長く続けるために、喧嘩しながら、ルールをすり合わせる」ということでしょうね。
それほどの仲になりたい人には言ってもいいかもしれません。
そうですね、それが大切だと思います。
賢い人は「争い事に勝つ」と言いますが、それよりも賢い人は「争いをしない」とか言いますしね。
この辺の匙加減は難しいところです。
しかし、自分の心を守る手段としては“溜め込まない”のは大切です。