「会話が盛り上がる」「モテる」「ミスが減る」「問題解決しやすくなる」…その他にもたくさんあるでしょうね。
今回は「質問力」が重要だとされる理由を探りつつ、「質問するマインド」を身につけましょう。
「質問力」と「プレゼン力」「傾聴力」の大きな違い
人前でうまく話せる「プレゼン力」や、人の話を聴けるようになる「傾聴力」も注目されますが、「質問力」はそれらとは少し違います。
それは「プレゼン力」や「傾聴力」は、1人で喋り、一人で聴くための個人のスキルだからです。
それに対して「質問力」は、「質問する側」「質問される側」が交互に会話を繰り返して進めていくときに使う力です。
「質問力」と「プレゼン力」や「傾聴力」の大きな違いはそこにあります。
「質問力」を高めることは、直接的にコミュニケーション能力の根幹である、会話のキャッチボールする力を上げることになるのです。
「質問力」と「傾聴力」の大きな違い
たしかに一見すると似ているように思うかもしれませんが、大きく違うポイントがあります。
それは、「傾聴力」は相手の気持ちに寄り添いながら相手の本当に話したい気持ちを引き出して理解していくスタイルなのに対し、「質問力」は時に相手の意見を変える質問をすることもあるところです。
「質問力」には「傾聴力」にはない攻める力もあるのです。
「質問力」を高めると得られる3つのメリット
ここからは「質問力」を磨くことで得られる効果はいろいろありますが、大きく分けて3つご紹介いたします。
1.会話が盛り上がる
「質問力」が上がると会話が盛り上がります。
会話を盛り上げるために、まず「喋る技術」を磨こうとしてしまう方もいますが、「質問力」を磨いた方が、絶対に近道です。
理由は単純で、“人は人に話を聞いてもらいたい生き物”だからです。
盛り上がらない会話
多くの人は会話になると、自分の話を聞いてもらうことに必死になり、相手の話を聞くことを疎かにしてしまいます。
相手の話を聞く配慮に欠けてしまうんですね..そうなるともちろん会話は盛り上がりません。
盛り上がる会話
この問題は「質問」することで最初から相手を主役にしてしまうことで簡単に解決できます。
- 「ひさしぶりーっ!最近何してるん?」
- 「髪切った?」
- 「どしたんその服、どこで買ったん?」
- 「インスタ見たけど、あれどこなん?」
こんな感じで、相手を会話の主役に据える質問をして、返ってきた答えをしっかりと受け止めた上で、会話を展開させていきましょう。
この時、無理に深堀りしたりせずに、話が続かないようなら別のテーマに切り替えましょう。
そうして、いろいろ話を振っていけば相手が得意なテーマに当たって、面白いことを喋ってくれたらしっかりリアクションして会話を広げていきましょう。
相手は気分良くなって喋ってくれればそれで大成功です。
自分が主役じゃなくてもいいのです。
2.モテる
確実にモテますねぇ。
聞き上手なだけよりモテる質問上手
そもそも女の子ってお喋りなイメージありますよね。
それにテンション高く、感情的に話すことが多いですから、それを聞いてあげれば会話は自ずと盛り上がります。
ここまでが「聞き上手」がモテるとされる理由です。
「質問力」を磨けば、そこ出てた情報からさらに質問を繰り出すことが可能になります。
すると話がさらに盛り上がります。
モテる男の条件の1位は常に「おもしろい人」です。
相手を主役にする「質問」をして、それに対して大きめにリアクションして場を盛り上げ、「おもしろい人」と認識されることを目指しましょう。
「感情のアウトプット」をさせてあげられる人になる
おもしろいかどうかを決めるのは笑いの量だけじゃないと思うんです。
もちろん笑いの量はかなり大事ですが、感情を引き出すというのが結構大きい気がします。
引き出しやすいのが「怒り」の感情。
もちろん本気で怒らせるのはNGですが、「いじり」としての許容だと思う範囲を見極めていじる発言をする…
それで相手が「反射的に素の反応で返す」これが一番おもしろい。そして、その「感情のアウトプット」はすごくリフレッシュになる。
大人になるとなかなか感情のアウトプットする機会が減るので、それを発散させてくれる人になってあげられればかなりモテ度は上がると思いますよ。
3.ビジネススキルが上がる
答えがあることに関しては、自分でどうにかしろって言われてしまうかもしれないですね。
しかし、ビジネスの基本は相手と一緒につくっていくもの…
だから相手に質問して、本音や情報を引き出して、それを元に自分が優位になるように展開していくのが大切です。
ミスが減る
「質問力」をあげれば、相手の思いがしっかり捉えられるようになり、意志の疎通不足によるミスが減る。
ミスが減るだけではなくて、相手の意向にも沿ったモノが出来上がるわけだから、満足度も上がるります。
話の主導権が握れる
質問された側は、常に問いに答える立場になる。
逆にいうと、「質問する」ことで話の主導権を握れるということになります。
話が脱線したり、不利な方向に流れたりした時は、「質問」をすることで話題を転換させることが可能です。
得る情報が増える
質問できる人は、相手の情報を得やすい立場にあります。
持つ情報が増えると、またその情報を糧に質問することもできます。
そうして得た情報はビジネスで大きな武器になるでしょう。