いえ、そうとは限りません。
もし、あなた自身が自分の話芸のみ“すべらない話”的に場を盛り上げたいのであれば、自分の意見…自分が経験したり思ったことから話すということは必要になってくるでしょう…
しかし、そうではなくその“場をただ盛り上げたい”のであれば「自分の意見」を発信することはかならずしも必要ではありません。
必要なのは「一般論」です。
何か意見を求められたのであれば、その時には自分の意見は必要です…
しかしそうではない状況で「場が盛り上がること」を優先して考えたときには自分の意見は特に必要ありません。
*この記事でいう「場の盛り上がり」の考え方は、相手をいかに盛り上げるか、相手にいかに気持ちよく喋ってもらえるかを軸に考えた場合です。
一般論で話のとっかかりを作って、話を展開させてあげよう!
会話の燃料になる言葉を投入する
場が盛り上がるためには、必ずしも自分が軸になって話す必要はありません。
相手が楽しいと思ってくれたらそれでいいのです。
ではどういうときに相手が楽しいと思うのか…
それは自分の話を気持ちよく話せて、心地よく場が盛り上がったときでしょう。
相手が気持ちよく話しているときに、自分の意見に合わないからといって「いや、それは違うんじゃない?」と発言しては意見が衝突してしまいます。
この摩擦は盛り上がりにブレーキをかけてしまいますよね…
「自分の意見」が相手と同じで同意する分には燃料になりますが、違うからといって否定してしまうとブレーキになります。
目的が「場を盛り上げること」なのであれば、「相手と違う自分の意見」は通す必要がないのではないのでしょうか。
もちろん「自分の意見」が絶対的悪なわけではなく、相手によっては「討論」を楽しみたいという人もいるでしょう。
その場合は是非とも自分の意見を発信しましょう。
会話を展開させて盛り上げる「一般論」の使い方
自分の意見と違うことをずっと聞いて同意していたら、ストレスになってくることもあります。
その時は「一般論」を盾にして話を展開させていきましょう。
自分の意見だとぶつかる恐れがありますが、「一般論」ならその摩擦をうまく避けることができます。
「へぇー、そんなことがあるんやー、でも大抵の人は〇〇するんちゃうん?」みたいなパターンを使います。
そうすれば、自分の意見や経験を押し付けることにはならず、「あるある」のような一般論を並べることで、相手が次に「何を話せばいいのか」の誘導にもなります。
またこのことは、“場”を共有している他の人にとってもクッションになります。
やはり、他の人も「え、この人のこの話おかしくない?」ってなっているときに「一般論」を使えばその人たちの共感も誘えます。
「一般論」はツッコミのリスク回避のクッションになる。
周りの共感を誘ったところで、「一般とずれていること」にツッコミを入れれば笑いを誘えます。その本人も「一般論」とのズレを自覚したあとであれば笑う可能性が上がります。
「一般論」を入れずにツッコミを入れると、「急に否定されたと」いう感じになるので少しリスキーです。
周りの人も急な展開についてこれず、笑いにならないかもしれません、そして笑いにならなければ空気は悪くなるので要注意です。