心が荒んでしまっていると感じているときにはまずは少し休みましょう。
そのあとで、根本的な部分にアプローチしていきましょう。
ということで、今回は心がすさんでしまっているときの休み方について考えていきます。
心が荒んでいると感じたら、まずはとにかく休もう
休み方は人それぞれでいいですが、何のために休むのかをきちっと意識することが大切かと思います。
休むときには、そのストレスが発生した事象を全く意識から切り離すことが大切です。
そのことを一時的に忘れることができたら、かなりリフレッシュされるはずです。
とにかく一旦休むことのメリット
強制的にイライラする事象と距離を取ることで、脳に余裕ができて客観的に見ることができる助けになります。
何かが原因でイライラしてしまっているときは、その事柄に脳の容量を使われているような状態。
しかも容量を使っているにもかかわらず、思考は堂々巡りで何ら解決することもない状態が多いのではないでしょうか?
そんなときは一旦忘れることが大事です。
一旦忘れることができれば、その物事を解決させるべく、客観的にみることができます。
イライラしている状態は、自分が相手(イライラの発生源)と向き合っているだけの状態。
自分のことしか考えられていない状態ともいえるかもしれません。
一旦忘れることで冷静になり、客観的に相手のことも考えて、なぜイライラする出来事になってしまったのかを考える余裕ができます。
一旦忘れるための具体例|ぼくの方法
いったん忘れるときには、「いったん忘れよう」と思うこと、これが一番大事です。
どうしてもイライラする事柄には向き合おうとしてしまうので、それをやめようとしましょう。
その上で、何か自分の好きなことに没頭します。
休憩中など少しの時間でサクッと没頭できるものがあるとよいでしょう。
とにかく聴覚を塞ぐことがおすすめ。
ぼくはNetflixで映画の世界に入ったり、YouTubeの学習系の動画で自己啓発したり、音楽を聴きながら眠ることをします。
とにかく音を制することがおすすめです。
イライラするとその物事を考えてしまうわけですが、その考える、思考するという行為は頭の中で言葉によってなされることですよね。
ですからその思考を止めるには、イヤホンをして、その目の前の映像コンテンツに没頭し、自分の思考の声を消してしまうのが近道になるのでおすすめです。
だからまず「いったん忘れようとすること」が大切ってことね。
問題と向き合う方法
問題と向き合うことをしましょう。
自分にとっての問題を紙に書き出して、どうすればそれが再発しないのかを考えていく作業です。
そのときにオススメな方法は紙に書き出すこと。
紙に書き出すことで物事が客観視できます。
紙に書き出して客観的に物事を捉える
やり方は人それぞれでいいと思いますが、ここではぼくのやり方を紹介しておきます。
- 何があったのか出来事の概要を書き出す。
- 自分のがどう考えてその行動をしたのか、そして今の思いを全て紙に書き出す。
- 相手がどう考えてその行動をとったのかを推測して書き出す。
- 客観的に二つの物事、この事象についてどう思うのか、何をすればよかったのかを考える。
この手順で行います。
以下に『紙に書き出す作業』のポイントをまとめていきます。
1.出来事の概要を書き出す。
何があったのか、起こった出来事、その事実を書き出します。
このときは感情を出さずに事実のみを書き出します。
2.自分のがどう考えてその行動をしたのか、そして今の思いを全て紙に書き出す。
自分がどう考えてその行動をしたのかを書き出します。
それをすることによって、自分がとった行動の論理的整合性を客観的に見ることができます。
当たり前ですが、自分には自分の理由があってその行動をしたということがわかるはずです。
そして、イライラしていることがあればその思いもぶちまけます。
ストレス解消の意味もあるので、汚い言葉もなんでもあり、思いのままに書き殴りましょう。
この作業を通じて「何に対して腹が立っているのか」がわかってくるはずです。
3.相手がどう考えてその行動をとったのかを推測して書き出す。
2.で自分の感情をぶちまけた後は多少スッキリしているはず…
少し腹立たしい気はあるでしょうが、相手の立場に立って物事を考えることしましょう。
この段階の作業で、「“どうしても相手がどう考えて行動をとったのか”に説明がつかない時」があります。
どうしたってあの悪態の理由にはならないぞという時…
そういう思考に陥ったときは、その人は「すごく体調が悪かった」とか「すごく運悪い出来事が重なったりしてストレスが溜まってた」とかってことにしてやります。
とにかく、相手の行動に理由をつけてやることが大切です。
決して「自分のことが嫌いだから嫌がらせしてやろうとして行動した」という理由にはしないようにします。
この理由を使ってしまうと、こちらも嫌い、避けることを解決策として考えてしまうようになりかねません。
そうなることは建設的とは言えないからおすすめできません。
4.客観的に二つの物事、この事象についてどう思うのか、何をすればよかったのかを考える。
この段階では、もし次に同じことが起こった場合に取る行動を考えます。
さらに一歩進んで、この起きたことに対して今からできることを考えられれば最高です。
感情のアウトプットには無地のノートとシャープペンシルがおすすめ
ちなみにこの作業をするときには、線が入っていない無地のノートにシャープペンシルがおすすめです。
自分の思いを自由に吐き出すということをしたいので、線などを無視して書いていきたいから、無地のノート。筆圧によって濃淡が出て、感情に合わせた書き方ができるからシャープペンシル、という理由です。
すさんだ心を癒すには
人の悩みのほとんどは人間関係の悩みと言われています。
心が疲れてしまった理由もきっと「誰か」のせいでしょう。
この悩みから生まれたストレスに対処する方法は色々あると思います。
たとえばスポーツだったり、カラオケだったり、Twitterの裏アカで呟いたりすることでストレス発散になることはストレス発散になるでしょう。
【ストレス解消】の2つのポイント「集中と発散」|ぼくのストレス解消法
でも、そうしてストレスを解消したとしても、それらの方法では「人のこと」は苦手なままになってしまう。
人と関わって心が荒んでしまったのであれば、それを癒すのもやはり人だと思います。
嫌な人はいる。
でも、良い人もいる。
そんな当たり前のことに気づけたらホッとする。
その安心感が癒しになる。
ですから、人と関わることをやめないでコミュニケーションをとりましょう。
それが癒しにつながるはずです。